◎滝の観音 ~祈りの場を守る~

 広島市を中心に約120カ所ある原爆犠牲者の慰霊碑を回り、名水をささげる献水を続けて約50年。「あの時、約束した水を飲ませてあげられなかった。だからごめんねという気持ちで、水を差し上げているんよ。いっぱい飲んで下さいと思ってね」・・・今は亡き宇根利枝さんの原爆献水への思い。「『ダイヤよりもきれいな水だわ。この水を原爆で亡くなった人たちに飲ませてあげたい。慰霊碑に持って行ってあげよう』。そう思ってね」己斐滝の観音の水の献水活動が始まりました。そして、74年からは、平和記念式典で献水者を30年間勤めました。2012年2月に93歳で亡くなった被爆者の宇根利枝さんの生き方でした。

 一方、この献水に関係して、原爆献水の本格的調査は広島国際学院大学により1987年から始まりました。この中で、「滝の観音」の沢水でも、これまでほんの少ししか検出できなかった一般細菌や大腸菌群が大幅に増加して飲用不適になりました。砂防ダムができてからは、所々のヘドロのようなものの堆積が認められました。これは、山が荒れ放題で台風や大水で倒れた木や葉が大量に蓄積されこれが腐ってヘドロ化していることが原因であると明らかになりました。

 毎月6のつく日に滝入りをして宇根さんの遺徳を伝えてきた「献水の滝物語」の活動にひとつの柱が生まれました。有志、ボランティアが相集い、砂防ダム下流域の清掃をすることで、原爆献水としてふさわしい水質改善と水場の復興を自らの手で取り戻し、献水活動と平和への営みを伝承していこうとする活動です。

◎水質

 滝の上と下の水質を、定期的に検査しています。

◎一斉清掃

第3回 原爆献水の滝 一斉清掃 【終了しました】
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第2回 原爆献水の滝 一斉清掃 【終了しました】

 およそ20名の有志、ボランティアのかたがたと行いました。

 1度目よりもダム底の堆積も少なく、手際よく進みました。

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第1回 原爆献水の滝 一斉清掃 【終了しました】

 およを30名の有志、ボランティアの方々と行いました。

 ダム底からのバケツリレー、汗だくでの作業を笑顔いっぱいで終えることができました。

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◎これまでの一斉清掃の模様