世界は水で繋がっている。
RiverDo!のNさんの言葉が私たちの琴線に触れました。
身近で、なくてはならない大切な水。
宇根さんが、
原爆を受けてひとくちの水を求めて苦しむ方々に飲ませてあげたかった水。
水にまつわる活動を、
さまざまな視点から実践されているRiverDo!さんが、
「献水」を「KENSUI」として広島から世界へ発信していく端緒としてこの紙芝居朗読上映会を企画くださいました!
献水の滝物語の活動の黎明期、私たちがなにをしようとしているのか?誰よりも伝えたいのは、こどもたち。その想いを、おふたりのアーティストが形にしてくださった紙芝居「
けんすいのたきいまものがたり」。
宇根さんの想いを引き継ぎ、平和祈念式典の前の原爆献水の献水者を務める谷さんと広島のあちこちを歩き、丁寧に話を聞き、時間をかけて出来上がった紙芝居です。
演者は、日本語:益原律子さん、英語:Steve Kolakさんのお二人。滝入を共にし、献水の滝物語の活動の4つの柱の1つ、「市民、外国人に伝える活動」に深く共感くださるおふたりです。
令和5年にRiverDo!フィールドで初開催された「けんすいのたきいまものがたり朗読上映会」の第二回目を、令和6年8月6日20時に迎えることができました!
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8月6日、もうすぐ19時。
RiverDo!フィールドが夕暮れ色に染まりつつあります。
近づくと、
演者のお2人は読み合わせに集中。
聞いている人に違和感がない流れを大切にしながら、
「ここがね」
確認し合うお二人は真剣そのもの。
抑揚や間の取り方で、伝えたい想いをシーンに織り込んでいきます。
マイクテストを経て、いよいよ実演タイム。
司会のIさんより、ご紹介にあずかり、
代表の国好さん、事務局森本から、KENSUIに込めた想い、今回のイベント開催への感謝の想い、献水の滝物語の活動の始まりや一斉献水、、、原爆慰霊碑のこと、お水を捧げること、その意義などをお伝えさせていただき、
「けんすいのいまものがたり」上演会が始まりました。
スクリーンの横で、
このイベントのいちばん大切な核心部分、
私たちの原点である宇根さんの等身大の姿、
そして「原爆献水」の文字がこうこうと輝いています。
上演朗読会のあとは、多くのこどもたち、おとなたちがKENSUIのために河岸へと向かいます。
準備くださったカップにメッセージをしたため、お水(朝、滝の観音で汲んでくださったお水)をひしゃくでカップに注ぎ、太田川にそそぎます。
祈りとともに。
祈りのメッセージを書いたコップをスクリーンの前にそっと置いて、今年の、8月6日が終わっていきます。
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昨年の試みに、いちねん後また新たに取り組んでくださったRiverDo!さん、
時間と経験を重ね、
新たな視点や想いを織り重ねてくださった演者の益原さん、Steveさん、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!
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6がつく日の滝入りは7時から
第1日曜日の滝入りは10時から
滝入りスケジュールをご確認くださいませ。
献水の滝物語HP>>