第317座 6/26(月)守る滝

気温22度
水温20度

小雨降るなか、4名の初めての方を含めた11人が滝に集まりました(*^^*)

「自由な思いで入っていただければ。そして、頭と心の片隅に、この献水の滝物語の始まりである原爆献水、宇根利枝さんの物語を置いておいてもらえたら。」


この滝の物語を自由自在に語ってくださるHさん。
「短めに」と、Kさんに念を押されて話してくださいます。一言一言に込められた深い想いが伝わります。

写真を撮って滝へ。
「安全祈願から始めます。滝入は危険な行でもあります。皆で安全祈願を行いましょう」大切なことを端的に伝えてくださるKさん。
初めての方々のお顔に少し緊張がよぎります。

ひとの力でコントロールすることが出来ない自然のなかに身を置くことの意義深さに、手を合わせながら意識を向けていきます。

初めて来てくださった方々の、滝に繋がったご縁や滝入りのご感想を伺えるのは本当に嬉しい時間。
「水の勢いに圧倒されて息ができなかった」
「また来たい」
穏やかなシェアタイム。

上のお堂でお参りをし、
今日は、いちねんに一度の水質検査のための採水に、滝の上流に向かいます。


水質検査のための採水は、滝の上流のダムの清掃後に、滝場と、滝の上流にて行います。
採水した水は、「広島県公衆衛生会館」へ。

水質検査のお世話を、最初からずっと担って下さっているのはHさんです。
今回は、
上流の採水のために、事前に採水場の現地確認に赴き、水が汲みやすいように倒木などを片付けてくださいましたm(__)mm(__)m

ダムの上流に足を運ぶことはほとんどないのですが、
こうして撮ってくださった写真を見ると年々土砂の堆積量が増え、樹々が繁りまた、倒木などが溜まって朽ちていく様子が見て取れます。

この滝の観音のダムだけではなく、多くの砂防ダムでこうした経年の変化が起こっていることと思います。

私たちはこの活動を通して、自然との狭間の現状を目の当たりにする機会を得ています。
何百年もの間、地域の方々に守られてきたこの滝、そして、宇根さんの遺徳を後世に繋ぐ滝、私たちの日常に自然の恩恵を与えてくれる滝のために、私たちができること、まずは知ることから始めて行けたらと思います。

今日も、ありがとうございます。

6がつく日の滝入りは7時から

満月、新月の滝入りは20時から

第1日曜日の滝入りは10時から

滝入りスケジュールをご確認くださいませ。
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