第416座 8/16(土)体験する滝

気温26度
水温24度

滝に着くと、上のお堂から大茶臼山の登山口に向かう坂道から声をかけてくださる方が。ご近所のAさんが「今日はお参りの日だね」と。
もう汗をかかれていてありがたいはじまり。

境内ではSさんが箒で掃かれていて清々しさでいっぱい。

初めて来てくださる方が3名、
2年ぶり、とお子さまと一緒に来てくださった方があり、
8月6日を終えての滝。なんだかのどかな夏休み気分を味合わせていただきます。

代表Kさんから、一斉献水が無事に終わったご報告と感謝が伝えられます。
8月6日は、広島に住むものとして特別な、大切な日。
私たち「献水の滝物語」にとってもいちねんで一番大切な日で、そこに向けて6がつく日の滝入りを淡々と粛々と行っています。

この滝は、どなたでも自由な気持ちで入っていただける滝。そして滝に入る時には、心のどこかに、この滝のこと、この滝の活動のはじまりの宇根さんのことを思っていて欲しい、、、。

先日、ワシントンから平和ミッションのプログラムでこの滝を訪れた皆さま全員で、「原爆で亡くなられた方にお水を捧げ、祈りを捧げた宇根利枝さんの物語」を読み合わせたお話をHさんがしてくださいました。

宇根さんの被爆体験期を読み合わせたことは皆さまの心に残り、また、この滝入りの体験は、数日間にわたるプログラムののなかでも最も強く刻み込まれた、とは皆さまからのコメント。
そしてその読み合わせを今日この日に集まった皆で体験できるよう、お話をご用意くださいました。

自分のパートを、その時の情景や気持ちを体験するがごとく読み合わせていきました。
必死でお水を求める言葉、また、その方々に「お水を持ってきてあげるけぇ待っときんさい」と約束する宇根さんの言葉を口にすると、気持ちが胸にこみあげて言葉がつかえます。

一方的に「聞く」のではなく「体験する」ことによって感じること。
今後も、新しい方がたくさんいらっしゃる機会にはぜひ取り組んでみることに。
ぜひ、物語のいろんなパートを、味わっていきたいと思います。

集合写真を撮って、滝へ。

先達ローテーションは代表Kさん。
Kさんの背中と、小学生の息子さんを守るようにかがむOさんの背中が大きく重なります。

数日間強く降った雨の影響で、今日は水勢も水量もしっかりめ。
えぐれた滝つぼを足で均してくださいます。

滝に入る時の掛け声を聞いたり、慣れた人たちの滝入りを見て、初めての滝入りに向けて心を整えていく方々。

滝に足を進めてすぐ「圧がすごいですね!」と一度かわすも、意を決して足を進めた後はほれぼれする滝入りをされた仲良し三人のトップバッターさん。

虹が出ましたよ♪

小学生の男の子。ドキドキしたけれど、「お父さんと一緒に入ったら?」と声をかけるとすぐに心が決まり、
滝のなかでお父さんが「もう少し当たってみる?」と滝の下に誘うとしっかり足を踏ん張り頼もしい滝入り。

シェア会では、

「30歳のお誕生日を迎える前に、ぜひともやってみたかったから」
初めての滝入りに臨んだ理由に一同拍手!

笑顔で感想を述べてくれた彼がこれまた頼もしく、思わずぱしゃり♪

Hさんから、現在はつかいち美術ギャラリーで開催中の「原爆の図ー被爆体験の継承」の展示会のご案内が。

Kさんのブドウ園で採れたブドウを皆でいただき、解散。

上のお堂にお参りしていると、
朝一番でご挨拶したAさんが外から手を合わせてくださいます。

一斉献水の振り返りを話し合ったりゆったりと寛ぎました。

今日も、ありがとうございます。

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6がつく日の滝入りは7時から

第1日曜日の滝入りは10時から

※次回滝入は6がつく日の滝入、8/26(火)7時からになります。どうぞご確認くださいませ。

滝入りスケジュールはこちらでご確認くださいませ。
献水の滝物語HP>>